審美診療に於ける詰め物・かぶせ物について
セラミック・ジルコニアは、変色・汚れの浸透・金属アレルギーの問題が発生しない優れた材質です。
材料に置き換えるエリアなどにより、小さいものは詰めもの(インレー)で対応します。
神経を除去した歯、或いは歯の形態を大きく変化させる必要がある場合は、かぶせ物(冠・クラウン)にて対応します。
治療ケース1
【写真1-1】
歯の形を整えて、型を取ります。
【写真1-2】
かぶせます。
治療ケース2
【写真2-1】
ブリッジを製作した場合、欠損した部分に代わる「みかけ上の歯」の部分の裏もセラミックで出来ています。
これにより接する歯肉が衛生的に保たれます。
治療ケース3
【写真3-1】
前歯の例
【写真3-2】
臼歯の例
【写真3-3】
唇との調和を考慮した形態に
治療ケース4
【写真4-1】
かぶせ物自体は、このような形です。
【写真4-2】
このかぶせ物を、お口に入れたところ
治療ケース5
【写真5-1】
細かい溝、くぼんだ部分を敢えて色濃くすることによって、リアルに再現できます。(築盛ジルコニアの場合)
【写真5-2】
細かい溝、くぼんだ部分を敢えて色濃くすることによって、リアルに再現できます。(築盛ジルコニアの場合)
【写真5-3】
【写真5-4】
治療ケース6
【写真6-1】
前歯の先端を透明に仕上げた例。天然の歯と遜色ありません。
治療ケース7
【写真7-1】
内側の部分も自然に再現してあり、お口を大きく開けた際も天然の歯と同様にみえます。
治療ケース8
【写真8-1】
前歯を装着し、唇と調和したところ
【写真8-2】
【写真8-3】
詰め物(神経が生きている歯、比較的小さなエリアに適応します)
①ハイブリッドインレー
強度を高めた樹脂系の白い審美的な詰め物です。
34,820円(税込)
②セラミックインレー
セラミック素材を使った最も審美的な詰め物です。色、ツヤも天然の歯と遜色なく、変色もありません。
ジルコニアに比べて透明感は勝りますが、強度はジルコニアのほうが勝ります。
極端に目立つ場所でないかぎり、ジルコニアインレー(セラミックより廉価)で充分対応可能です。
③ジルコニアインレー
セラミックの8倍の硬さがあり、とても丈夫です。
透明感はセラミックのほうが勝ります。
49,430円(税込)
かぶせもの(主に神経を除去した歯、広いエリア、前歯の軸の調整などに適応します)
④ジルコニアクラウン
ジルコニアの塊から削り出して作製します。見た目も美しく、耐久性に優れています。
既製の色調から適した色を選べます。
84,940円(税込)
⑤築盛ジルコニアクラウン(既製の色調では合わせづらいグラデーションの場合に対応)
色のグラデーションが緻密に再現できます。奥歯(大臼歯)の位置などで、段階的な色調を必要としない場合は、
「ジルコニアクラウン 84400円(税込)」で充分、治療できます。
⑥オールセラミッククラウン
冠全体がセラミックでできたクラウンです。透明度、審美性がジルコニア冠より優れ、変色しません。
強度はジルコニアクラウンの方が(約8倍)勝ります。強度(厚み)を出すため、歯を削る量が若干多くなります。
内部の神経が生きている歯には慎重に適応します。
⑦メタルセラミッククラウン
内冠は金属で、外から見える部分はセラミックでできたクラウンです。
入れ歯を維持する金具と併用する場合に適しています。
119,700円(税込)
⑧アクリリックレジン
合成樹脂で作られた安価なクラウンです。代わりに強度は充分ではありません。(保証期間は装着後1年となります)
32,820円(税込)
⑨セラミックラミネートベニア
セラミックを使ったラミネートベニアです。変色もなく、美しさを持続できます。
歯を削る量が少なくて済みます。しかし接着面積はクラウンの半分以下のため、
食べ物が強く当たると外れ、破損する場合があります。
組み合わせによっては適応が不向きな場合があります。
土台
⑩ファイバーポストコア(土台)
金属を使わない土台です。オールセラミッククラウンと併せて使用することで、一層、透明感が高まります。
(保険などで使用する金属土台の場合、クラウンを外側に装着した際、内部に金属色が透けることがあります)
象牙質と同等の硬さなため、金属製(健康保険)の土台と比較して、経年時、根が割れにくくなります。